そんな疑問が出てきたんですが、日本以外の冷え対策って皆様ご存知ですか。
アメリカやヨーロッパの雑誌を見ても、日本のように「冷え性対策」などの記事が大々的に取り扱われていることはほとんどありません。
そもそも、日本でいう「冷え」の概念自体がないといいます。
欧米の場合、もともと体温が高め(日本人より0.5〜1.0℃ほど高い)という理由のほかにも、気候の違いも大きな理由になっているそう。
日本のように四季があって、夏と冬では30℃以上も気温が変わるという国は、世界でも珍しい環境といえます。
ではここで、“世界の冷え対策”をのぞいてみましょう!
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ドイツといえば、冬は極寒。
昔からこたつや囲炉裏で、使っている部屋だけを暖める日本の暖房事情。
ドイツではセントラルヒーティングや床暖房など「建物」自体を暖める工夫がこらされてきました。
たとえば、断熱材やペアガラスによる高気密・高断熱構造。
こうした工夫によって、過剰に暖房をしなくても、一度部屋を暖めれば、その温度が長く維持できるのです。
一方、ドイツの夏は、冷房が欲しいと思うほど暑い日は少なく、むしろ涼しいことが多いため、冷房なしでも「冷え」を感じることがあります。
そんなドイツでは、冷え対策として、自然療法の「メディカルハーブ」を利用することがあります。
日本でハーブティーといえば、リラックスしたティータイムを楽しむもの…という印象がありますが、ドイツでは「メディカル」という名の通り、症状を治すためのもの。
冷え対策のためのメディカルハーブは、身体の中の内臓機能を活発にし、免疫力を高め、全身の血流を良くすることを目的としています。
ハイビスカス、ローズヒップ、エルダーベリーなど、日本でもおなじみのハーブ原料を使用して体の内側から温めるのです。
ドイツの冬は底冷えするほどの寒さ!!!!
上半身の重ね着はもちろん、下半身もタイツにパンツ、靴下を履き、地面の冷たさを遮断するために、靴底の厚いブーツがおすすめだといいます。
想像しただけで寒くなっちゃいますね(+_+)ぶるっ。
■冷えには足元から温める冷えとり靴下■