「風呂敷」と聞いても、日常生活にはあまり馴染みのない方も多いかもしれません。
そもそも風呂敷の始まりは、室町時代に大名たちがお風呂に入る際、脱いだ着物を家紋付きの布で包んだことにあるそう。江戸時代には一般社会にも風呂敷が広がり、物を包んだり運んだりする布として親しまれてきました。
「サステナブル」という言葉が浸透した現代では「エコバッグ」なんてものも生まれましたが、400年も前の江戸時代から生活に根付いていた「風呂敷」。
日本では、ずっと昔から”エコバッグ”が生活の中にあったんですね。
バッグやラッピング、スカーフやターバンにも。
布1枚で、「包む、結ぶ」。それだけでいろんな形に変身してしまうものだから、驚きです。
今年、くらしきぬの母の日ギフトセットでは、「受け取ったときの喜びが長く続きますように」という願いを込めて、ギフトセットを風呂敷でお包みしてお届けします。
母の日ギフトをお届けの際には、結び方のご説明書も合わせてお届けいたしますので、ご安心くださいね。
いくつもある風呂敷の活用方法をちょこっとご紹介いたします。
毎日のお弁当包みに
まずは定番!いつものお弁当も、お気に入りの風呂敷で包めば、開けるたびに明るい気持ちになるはず。
端と端を結ぶだけの、基本的な結び方です。
お酒のプレゼントに
ワインや日本酒を持ち運ぶ際、ちょうどいい袋がないな・・と感じることはありませんか?(私はよくあります)
「ちょうどいい袋がないな」と感じたとき、風呂敷の出番です。
結び方次第で、形や大きさが変わるのがいいところ。
大切な人にプレゼントする際やお食事の場に持参する際も、風呂敷に包んで持っていけたら・・・より素敵ですよね。
おしゃれなターバンとして
前髪を上げたりワンポイントを加えたいとき、頭にささっと巻けばターバンにも。
幅や見せたい柄を自分で調整できるのも、うれしいポイントです。
ファッションのアクセントに
スカーフとして首に巻いたり、かばんに括り付けることも。
風呂敷を首に巻くなんて!とややハードルを感じていましたが、いざ巻いてみるとちゃんと普段着にもなじみ、ファッションアイテムとしても使えることを確信。
シンプルなかばんのちょっとしたアクセントにもおすすめです。
ご紹介させていただいた他にも、端っこをズボンに入れたらエプロンになったり、室町時代の大名さながら旅先に持っていけば脱いだ服を包めたり・・・!図書館に行く際も、借りる冊数に応じて形を変えられるので便利なんだとか。
使い道のバラエティーの豊かさに、驚いてしまいます。
使うたび、温かい思い出がふわっと蘇る風呂敷になりますように。