【今週の余談】 これが最後かもしれない
先週末、映画館にて 『生きる Living』を観てきました。 黒澤明さんの日本映画『生きる』を ロンドンを舞台にリメイクしたものです。 余命を宣告された主人公が、 自分の人生を見つめ直します。
あらすじを読んで、 「よくある話かもしれない」 と覚悟の上で観た結果、 私は「よくある話」を丁寧に 描いた作品が好きだったんだなーと思いました。 なぜなら私たちの生活で起こる 悲喜こもごもは きっとどれも「よくある話」。
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「これが最後かもしれない」 という気持ちで臨むことが、 日々の中にどれほどあるでしょうか。
GWに久しぶりに過ごす家族との時間も 簡単に行けてしまう観光地も、 本当は「最後かもしれない」 はずなんですよね。
それでも実際のところ、 「最後」は決まって不意を突くようにして 過ぎ去った後にやってきます。
少し大げさかもしれませんが、 「これが最後かもしれない」という事実を いつも薄っすら胸に留めていたら より色濃く生きられるのかも、 なんてことを感じたエンドロールでした。
本日も最後まで読んでくださり ありがとうございます。 思い思いの週末をお過ごしください。
くらしきぬ ぶんより
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