冷えがよくない理由とは
「冷えは万病のもと」といわれますが、冷えによって引き起こされるものにはどんなものがあるのでしょうか。
冷えが体に及ぼす影響は思ったよりもたくさんあります。
まず、免疫力が低下することにより病気になりやすくなったり、さまざまな不調が起こりやすくなります。
冷えによって引き起こされるもの
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肌荒れ、かさつき、むくみ、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、膀胱炎、便秘や下痢、頭痛、貧血、肩こり、アレルギー、手足のしびれ、生理不順、不妊、過食、白髪に抜け毛.......
そして、未病といわれる「病気の素」になるようなもの、あらゆる不調や病気のベースをつくるといわれているとご存知でしょうか。
なんと、体温が1度下がることで免疫力が30%以上低下するともいわれています。
自分が冷えていると自覚をしているのに「仕方ない」と考えたり、その状態を「我慢」や「放置」するのではなく、ちゃんと向き合って対処することが症状を悪化することを防ぎます。症状がひどい場合には、自分だけで解決しようとせず、婦人科や内科などを受診しましょう。
もちろん、病気を引き起こす原因は様々なものがあります。
とても身近な冷えが「怖い病気を引き起こすかもしれない」として知っておけば、冷えに対して対応が出来ますね。
冷え性は病気?
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女性同士で会話をしていると、冬場には特に「冷えで悩んでいる」というキーワードが多く聞かれるかもしれません。
冷え性を自認する人は多く、珍しいものではないという認識かもしれません。
しかしながら最近では「冷え性」から「冷え症」と表現されることが増え、病気の一つと考えられるようになってきています。
体が冷えているのは当たり前の状態ではありません。
病気があれば治すように、そのための対策をとり、健康な状態に戻していきたいですね。
冷えを解消するには?
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冷えているならば温める、冷えの原因をとるための対処が必要です。
冷えが何から発生しているのか、生活習慣や食習慣、環境など色々なことが考えられます。
足先が氷のように冷えている人は、足浴や半身浴を行い、冷えとり靴下を履きましょう。
冷えとり靴下 基本4足セット
冷たい飲み物をよく飲む人であれば、飲み物をまず温かいものに変更します。カフェインには体を冷やす作用があるため、飲みすぎには気をつけましょう。
食べ物には陰性・陽性があり、陰性の食べ物を多く摂ると体を冷やす作用があるため、適量摂取するようにします。
実は暴飲暴食も冷えの原因になります。「お腹が空いた」と感じることなく食べ続けることで胃腸に負担がかかるため、間食をやめて粗食を心がけましょう。
朝起きたとき、お布団の中でお腹と脇を触り比べてみて、お腹の方が冷たいと場合にはお腹からの冷えのサイン。食事や入浴方法に加えて腹巻やはらぱんを着用し、外側からあたためましょう。
最近では冷房病といわれる、冷房(エアコン)で体を冷やしすぎてしまうことによる健康障害もあるため、冷房の中で過ごす際には冷え過ぎないよう、ひざ掛けやカーディガンなどの対策も必要ですね。
ストレスが多い人は、ストレス解消の方法を探して実践する。ストレスは冷えの大きな原因になりうること、ご存じで無い方が多いかもしれません。実はストレスを感じることで人の体は血管が収縮してしまいます。そのため血液のめぐりが滞ってしまい、冷えに繋がってしまうのです。
まずは冷えの原因を探し、その考えられる理由のひとつひとつを解消していくことで冷えの悩みを改善していきたいですね。